九州大学大学院医学研究院泌尿器科学分野

病気と向き合う

受診される方へ

【病気と向き合う】性感染症 福岡発
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性感染症とは?

性交やそれと類似の行為によって伝播・感染する疾患の総称
( STD : sexual transmitted diseases )

疾患名

梅毒
淋菌性感染症(淋病)
クラミジア性感染症
肝炎
AIDS
ヘルペス
尖圭コンジローマ
毛ジラミ症

症状

外陰部の痛み、痒み、膿(のう、うみ)の漏出、発赤、腫瘤(できもの)、 など様々な症状を呈します。全身症状としては、発赤、腫瘤(できもの)、倦怠感などが起こってくることもあります。

年次推移

性感染症の疾患の総数に顕著な増加は認められませんが、近年、淋菌性感染症(淋病)数の増加が認められます。これは、一般的な薬が効かなくなった淋菌(薬剤耐性淋菌)の蔓延に関係するものと思われます。
(検査の上、有効な薬剤を検索し、投与することにより治ります。)性感染症が考えられる時、また罹ったときには専門医へご相談下さい。

STD罹患率

福岡は他県と比べて、STDの罹患率が高い傾向にあります。

(2001年・サーペライスモデル県)2001年サーベイランス
10万人・年対羅患率

  北海道 岩手 茨木 愛知 大阪 兵庫 広島 徳島 福岡 全体
男性 665 219 456 401 708 511 295 602 978 591
女性 816 565 598 572 586 474 5785 499 887 651